インドビジネス その難しさ(1)【インド人を理解してみよう!】

インドという国

私は2015年に現地パートナーを作り、セミナーを開催した時に初めてインドを訪問しました。まだデリーの空港も夜到着すると不気味な感じが残ってました。

事前に調べた安全とされる方法でタクシーに乗ってホテルに向かいました<今はその必要はほとんどなくなっています>。

2016年に日経から大変良い本が出ております。インドでビジネスをするならこの本がお勧めです。

冒頭で筆者は「約束を守らないインド人と世界的企業のCEOとどちらが本当のインド人か?その多様性こそがインドの特徴ではないか?」とおっしゃっています。

「インドに出張しても楽しいことはない」

これもその通り!恐らく駐在経験者もほとんどそうでしょう。

でも、80歩譲って、好奇心は刺激されます!スリルが好きな人には適地かも

タージマハールは見る価値があります。でも食事や水が・・・

代理店探しで出会った人達

私はインドに行く前にまず代理店探しで悩まされました。

「俺が世界中に売ってやる」とう言う人が沢山いました。

嬉しい話ですがこういう人は組織、人材やスキルをがあるように言うのですが実際は個人事業者で金が出るなら人を集めるブローカーのような人でした。

Google Mapで調べて「あなたの会社やオフィスは実在しない。技術者や営業がいない企業を代理店にしません」と伝えました。

一流大卒一流 ビジネスマンに見える人もいましたが「機能一覧、マーケティングポジショニング資料が欲しい」「競合との比較、営業資料が欲しい」「技術資料、ビジネスプランが欲しい」と話し合いが続き、そして「営業を雇う金が欲しい、技術者をやとう金が欲しい」。

こうなると「あんたは一体何をするのか?」と聞きたくなるタイプの人も結構いました。

これはカースト制度の影響もあるのかもしれません。

とにかく当社の製品のことを知らなくても調べなくても「売れる」「できる」で話を進める姿勢は、日本人には無いもので驚きました。

何でもできるから始めるので、アメリカの世界的IT企業のトップになれる人が出てくるのだと思います。

日本の社会には存在しない人たちがインドには沢山います。

これはインド人についてよく聞く話ですが、私も代理店さんと見込み客を訪問する時に運転手さんが何度も道を聞くことがありました。

私は何回もなぜ?せいぜい1回でいいだろと思いました。後でこれがインドで有名な道を聞くと知らないのに適当に答えを言うからだとわかりました<工業団地内ですが google mapでも位置がはっきりしない工場>。

「日本人には許容を超えた適当発言」はなぜなのか ?

色々記事や情報もありますが私の個人的意見としては、経験ゼロでも「できる」知らなくても「あっちだ」というと金が手に入る、チップが手に入る可能性がある。言わないとゼロです。

後で問題になったら言い訳すれば良い、できるかもしれない。先はわからないから今とにかく得をすれば良い。チャンスは掴んでおく。

インド人は家族を大切にする理由

それはこんな人の多い国では家族と親族だけが信用できる。

だから大切にすることになるのだと思ったりします。

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