皆様こんにちは。デザインラボの藤原です。
アスプローバには下記からダウンロードできる無料体験版がありますので、ご自宅でも気軽にお試しいただけます。
前回はアスプローバのデータをエクスポートしてみました。エクスポートした目的は、データを追加してインポートするためです。
エクスポートしたファイルを数えてみると下記の通り9個のファイルあります。当初入力したデータは、品目テーブル、製造BOMテーブル、オーダテーブルの3つだけです。9ファイルの中でどれが該当するのか、そもそもエクスポートされた9ファイルは、どこで決められているのかを知りたいところです。
ありました。「ファイル」→「データ入出力設定」を開くと下記の画面になります。全部で49項目(コード)あり、それぞれに *.tblというファイル名がついています。先にエクスポートされた9個のファイルと比べてみると赤枠の「エクスポートする」列の「はい(すべて)」になっている8個のファイルと製造BOM master.tbl がエクスポートされていたようです。
今回インポートするために欲しいファイルは、品目、製造BOM、オーダの3つですが、製造BOMはmaster.tblのように思われますので、品目とオーダを探すと、品目 item.tbl、オーダ order.tbl のように思われますので、「エクスポートする」列の「はい(差分)」を「はい(すべて)」に変更します。
再度エクスポートしてみます。やはりitem.tblとorder.tblが出てきました。これをExcelで開いてみると下記のようになります。
出てきたデータからすると、品目テーブルとオーダテーブルで間違いなさそうです。
それでは受注データを増やしてみます。
おそらく1行目は受注オーダ番号、2行目のSがSalesの受注オーダ、MがManufacturingの製造オーダと推測し、3行目は受注品目(製品)、1つ飛ばしてE列が納期、F列が受注数とします。追加したオーダは下記です。
オーダコード「OE-2」、オーダ種別 「受注オーダ」、納期「2021/5/3」、オーダ数量「240」
オーダコード「OE-3」、オーダ種別 「受注オーダ」、納期「2021/5/6」、オーダ数量「360」
このままExcelを保存します。
次に「ファイル」→「データ入出力設定」の一行目、オーダの「インポートする」列をみると、「はい(差分)」になっています。この他に「いいえ」と「はい(洗い替え)」が選択できます。「いいえ」を選ぶとさすがにインポートしないように思われますので、「はい(差分)」か「はい(洗い替え)」を選べばよいと思われますが、既存の受注データを残して新規受注データを追加したので(差分)がよさそうです。
念のためインポート前のオーダテーブルを開くと下記の通りです。
「ファイル」→「インポート」してみました。オーダテーブルは下記の通りです。
思った通り受注データが2件増えました。画面下欄のメッセージ欄にも黄色丸の警告が出ていませんので問題なさそうです。
さあリスケジュールボタンを押したいところです。押す前の資源ガントチャートは下記の通りです。
リスケジュールボタンを押しました。
やりました!(やったのはアスプローバですが)
受注2件増えました。インポート成功したようです。しかし生産計画の工程ごとに1件ずつのままです。ただしリスケジュール前と比べて何やらバーの幅が大きくなったようです。なんでだろう?
(デザインラボ 藤原 康孝)

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