2024/04/04 日刊工業新聞 28ページ
東北からの挑戦 DX先導企業 プラスエンジニアリング
■受注情報入力で最適工程を自動作成 量を落とさず夜勤廃止 「2023年までは何かあった時のためにと、2直のカレンダーもつくっていた。24年はもうつくっていない。これからもない」。プラスエンジニアリング(東京都豊島区、鈴木重人社長)仙台事業所(宮城県村田町)の所長を務める浅野謙一郎取締役は自信満々に言い切る。13年に導入した独自開発の生産管理システムにより、製造現場の効率化を進め、23年春には2直体制を1直に変更。生産性を上げることで量を減らすことなく、夜勤を廃止するなど働き方改革も断行する。

まず、この生産管理システムが非常に革新的だ。受注した案件の情報を入力すると工程ごとの最適なスケジュールが自動で組まれ、使用する工作機械や個人別の作業などが2週間先まで確定する。さらに部品1個ごとの利益まで算出され「売り上げがほしい営業は板挟みになってしまうのが悩ましい」(浅野取締役)と漏らすほどの性能を誇る。
同社は工場見学を広く受け入れており、来場者とこのシステムにも話が及ぶそう。「工場の責任者クラスには『すぐ当社にも入れたい』と言ってもらえるが、その後、現場担当者に来てもらって説明すると『これはなかなか導入できない』と言われる」(同)ようにハードルは高い。
同社は年間約1万種類に及ぶ特殊部品の加工に特化。平均ロット数が約10個という超多品種少量生産を売りにしている。「世界中、同様のシステムを探したが、多品種少量になると皆が嫌がる」(同)ことに加え、稼働からの約10年で唯一無二のシステムに進化していることも一層、ハードルを高めている。
並行して作業員の多能工化や段取り時間の短縮、無人運転用治具の開発など現場の改善も進めた。2直時代、日勤と夜勤の交代時に生じるロスを解消しつつ、約10年で蓄積された膨大な製造データをフル活用。生産量を大きく落とさず1直に完全移行した。「ここは製造業が不人気な地域だが、夜勤がなくなり、新卒採用で応募者が急増した」(同)という効果も生まれたそうだ。
上記までが記事の内容です。当社は代理店ビジネスのためはっきりわからない点もありますが利用されているAsprovaは2013年のものでかなり古くそれをバージョンをアップしておられません。
それでも記者にはDXの先導と感じられたのは素晴らしいことだと思います。


